2019年1月9日
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年始から寒さの厳しい日が続いております。
皆様はしっかり防寒対策されていますでしょうか。
東京でもインフルエンザの流行注意報が発令されました。
まずは手洗い、うがい、そして体を温めて栄養をとり
しっかりと睡眠をとることが一番の予防ですが
さらに歯磨きをしっかりすることにより
口内やのどの奥のウイルスの感染を抑える効果があることがわかっています。
口内に繁殖する細菌が増殖するとプロテアーゼやノイラミニダーゼのどの酵素を放出します。
プロテアーゼはのどの粘膜などを破壊し、ウイルスが体内に侵入し感染するのをを助け、
ノイラミニダーゼによりウイルスが感染した細胞から離れる働きをし、新たに他の細胞へ侵入し
再感染を繰り返していきます。
抗インフルエンザ薬として知られるタミフルは、このノイラミニダーゼの働きを抑え、インフルエンザウイルスが
取り付いた細胞の表面から遊離するのを防ぎ、取り付いたままのインフルエンザウイルスはその場で死滅してしまいます。
歯磨きにより細菌を減らしていくことにより、ウイルス感染のリスクを大幅に減らすことができます。
また高齢の方では口腔ケアをしっかりすることにより細菌が原因の肺炎を防ぐことが出来ますので、
これからはなるべく時間を作って、歯磨きの回数や磨く時間を増やしていきましょう。
また冬の洗面所は寒いから歯磨きする時間が
どうしても短くなってしまうとお困りの方が多いのですが
その場合は少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かりながら
歯磨きされるのはいかがでしょうか。
これならお風呂から出た後も湯冷めすることなく
すぐに眠れますよね。
お口の健康を保つことが全身の健康につながります。
皆様も、この寒い冬を元気に乗り切っていきましょう。