ブログ|練馬区練馬で歯科・歯医者をお探しの方は練馬三丁目とおやま歯科まで

  • 練馬区練馬・練馬三丁目とおやま歯科・電話
  • 練馬区練馬・練馬三丁目とおやま歯科・メニュー

2019年7月31日

皆様こんにちは。

東京も梅雨がやっと明けましたね。

今年は寒くて長い梅雨でしたが、明けた途端に連日の猛暑で体がおかしくなりそうです。

今朝のTBSラジオで気象予報士の森田正光さんが興奮気味に話されていましたが

北海道の旭川が昨日(30日)は史上初の熱帯夜(最低気温25度以上)になり

これは1888年からの観測で初めてのことだそうです。沿岸での熱帯夜はあるそうですが

内陸の旭川で25度を下回らないのは異常だそうです。

131年の観測史上初とは!

皆様も毎日の体調管理大変ですがどうか気を付けてお過ごしください。

さて今日は当院で毎日行われている院内の感染対策についてお話したいと思います。

皆さんは日頃、歯科医院でどのような衛生管理がなされているかご存じですか?

現状、実は歯科医院によってかなりバラバラで、

きちんと院内の感染対策をやっているところもあれば、やっていないところもある。

しかし、やってないところはこのご時世におきましては、はっきり言いましてアウトです。

2年前の2017年7月4日読売新聞のこちらの記事をご覧になって驚かれた方も多いと思います。

この記事に指摘があるように使いまわしの器具により、HBV、HCVやHIVなどのウイルスを患者さんに

感染させてしまっている可能性が高いからです。

当然ながら院内感染対策がきちんとなされていない医院は、その医院で働く医療スタッフにも

感染させてしまっている可能性が高いですし、

もし万が一、感染してしまった場合、その患者さんや医療スタッフのご家族や恋人などにも

感染が拡大していく可能性もありますので、感染対策をやっていないということの

社会的責任は非常に重大だと思います。

ですから院内の感染対策は必ずやらなければいけないのです。

そもそも院内の感染対策には世界的に決められたガイドラインがあります。

それは、今からさかのぼること23年前、1996年アメリカ合衆国のCDC(疾病予防管理センター)で

提唱された『スタンダードプリコーション』というもので、日本では『標準予防策』と訳されています。

また16年前の2003年にはCDCにより歯科領域のための「歯科医療における感染管理のためのガイドライン」が発表されました。

当医院ではこちらのCDCガイドラインをもとに感染対策を行っています。

現在は日本の厚生労働省のガイドラインでも院内の感染対策の指針として勧告が出されております。

この勧告は日本のすべての医療施設、老人介護施設などを対象に出されていまして

直近ですと2019年3月に 「高齢者介護施設における感染対策マニュアル 改訂版」 として

厚生労働省ホームページに掲載されています。

スタンダードプリコーション(標準予防策)とは

感染症にかかっているか、また感染性の病原体の存在が疑われるかどうかに関わらず、すべての人を対象にして行う

感染予防対策のことです。すなわち、すべての血液、体液、唾液、分泌物(汗は除く)、排泄物はもちろんのこと

粘膜や傷のある皮膚も感染の可能性のあるものとみなし、感染予防策を講じるということです。

スタンダードプリコーションを徹底することにより患者さんから患者さん、患者さんから医療従事者、

また医療従事者から患者さんへの感染を防ぐことが出来ます。

ですのでこれは必ず行わなければならないことなのです。

医師もそんなの知らなかったでは済まされないですし、知ってて対策を講じていないのは医師の倫理に反すると思います。

当院ではこのスタンダープリコーションを厳守し患者さんひとりひとりに滅菌された綺麗な治療器具を使用しています。

こちらが当院の基本セットです。

治療に使うグローブは使ったらすぐ廃棄、コップ、エプロンもディスポサーブルで廃棄しています。

歯を削るダイヤモンドバーや歯石取りのスケーラーチップ、根管治療に使うステンレスファイルやNiTiファイル

治療に使用した感染の疑いのある治療器具は必ず滅菌するようにしています。

ハンドピース類も滅菌し滅菌バッグに入れて保管します。

スリーウェイシリンジも外して滅菌し、滅菌バックで保管です。

スリーウェイシリンジは水やエアーを噴射するもので、実はかなり汚染されています。

次に当院の滅菌工程のお話ですが、当院では使用した治療器具はまず最初に薬液による洗浄を行います。

使用した治療器具はすべて、ドイツのDURR DENTAL社のID212、ID220の薬剤に漬け込み、超音波洗浄を行います。

その後は洗浄し乾燥後、滅菌工程に入ります。

ハンドピース類に関しましては洗浄から滅菌工程までフルオートで行える専用滅菌器があるため薬液洗浄は必要ありません。

ハンドピース類は専用滅菌器 DAC Universal 2により滅菌を行い、終了後は滅菌バックに入れて保管します。

こちらがDAC Universal 2 です。

治療器具を滅菌する滅菌器、オートクレーブと言いますが実はこれにもランクがあります。

当院の滅菌器は世界一厳しいといわれるヨーロッパ基準EN13060のクラスBの滅菌器であるDAC Professionalを導入しています。

オートクレーブでクラスBのものを導入している医院さんはまだまだ少ないと思います。

これらを確実に日々の診療で行うことによりはじめて、院内での感染を防ぐことができます。

と同時に当然ながら莫大なコストが掛かります。

滅菌バックや、ラテックスグローブ、コップにエプロン、その他衛生管理に伴うゴミも毎日大量に出ます。

しかし、患者さんに安心して治療やメンテナンスで当院に来ていただくために、

また毎日働いてくれる医療スタッフを守るためにも

莫大なコストが掛かったとしても絶対に必要なことだと思いますし、医療倫理の観点からも当然のことと思います。

今後も練馬三丁目とおやま歯科の安全な診療環境を存続させていくうえでこの点は変わることはありません。

ですから皆様、どうか安心してお越しになってくださいね。

これからは参考程度にしていただきたいのですが、歯科医院が

きちんと院内感染をやっているかどうかを見極めるポイントがあります。

最も代表的なポイントは歯を削ったりするハンドピース類を滅菌しているかどうかです。

ハンドピースは治療の際に唾液や血液に触れますし

実は構造上、内部にも少量吸い込まれてしまいます。

それをそのまま次の患者さんに使うとどうなるか。

ですからハンドピース類の滅菌はマストなのです。

これを確認する方法はいろいろありますが、まず何といってもホームページでハンドピース用の滅菌器を

設置している旨を告知されているかどうかです。

次に判断するポイントは、ハンドピース類が治療用のチェアユニットについたままかどうかです。

ついたままのところは間違いなくハンドピース類の滅菌はしていません。

また仮にハンドピース類がついていなくても、ただ単に外しているだけで

実際はアルコール等で拭くだけで、滅菌せず使いまわしているケースも多くあるので

注意が必要です。

悪質なのが、滅菌バックにいれて見た目は滅菌をしているように装っているケースです。

その場合を見極めるのは大変ですが、ひとつの見極めポイントは使用の際「滅菌バックを破っているか」どうかです。

滅菌していない場合は滅菌バックに封がされていません。

滅菌したものを使用する際は滅菌バックを破ってから中身を取り出しますので、かならず破る「音」がします。

「音」がしない場合は封がされていないわけですから滅菌バック偽装されている可能性があります。

まぁここまでくるとレアケースだと思いますが。

もしいまだにやっているところがあるとしたら恐ろしいことです。

今日は院内の感染対策についてでした。

2019年6月10日

皆さんこんにちは。

梅雨入り間もない東京練馬ですが雨が降り続いてますね。

自然現象なので仕方のないことですが、

ずっと降り続いてしまうと気が滅入ってしまいます。

そんな暗い気分を明るくするためにも本日は

歯のホワイトニングについてお話したいと思います。

当院ではCAD/CAM治療をされる方が非常に多いのですが、

最近歯のホワイトニングを希望される方がとても増えてきております。

歯のホワイトニングとは、黄ばんだ歯などに専用の薬剤を使用して

歯を漂白して白く(ホワイト)することを言います。

このホワイトニング、実は2種類ありまして

①オフィスホワイトニング

②ホームホワイトニング

の2種類を現在当院では行っております。

それぞれ特徴を説明していきますね。

①オフィスホワイトニングはオフィス、すなわち歯科医院で行う

ホワイトニングのことで1.5~2時間ほどお時間を

取らせていただき、その場で直接ホワイトニングを行っていきます。

とにかく早く歯を白くしたいという方には医院内にて行う

オフィスホワイトニングをおススメさせていただいております。

当院でオフィスホワイトニングに使用する薬剤は、日本人のために開発された

GC社のTiON In Office、照射に使用するLED LIGHTはBRILLICA biancoです。

この組み合わせは、施術中も快適で痛むこともなく、短時間で歯を白くすることが可能です。

現在あるオフィスホワイトニングの組み合わせの中では安全にかつ確実にホワイトニングを

行える最強のコンビだと思います。

詳しくは2018年12月22日のブログ「オフィスホワイトニング」 に詳しく書いてありますのでぜひ読んでみてくださいね。

②ホームホワイトニングはご自宅で行うホワイトニングのことで

時間に余裕がある方やゆっくり行いたい方におススメしています。

こちらはまず歯型を取ってホワイトニング用のマウスピースを製作し、

次にホワイトニング薬剤の用法や容量、使用に際しての注意点など

説明をさせていただきます。説明が済みましたら

マウスピースと薬剤をお渡しいたしますので

あとはご自宅に持ち帰っていただき、ご自身でホワイトニングを行っていただいております。

どちらかを選択するのは、目的やライフスタイルなどによって

違いますし、また各方法によっての効果の違いや、そもそもホワイトニングが

有効な歯か無効な歯なのかなど、各個人によって違いがあります。

当院ではそんな疑問や不安な点を解消すべく、まずは無料にて

ホワイトニングのご相談を毎日行っておりますので

どうかお気軽にお電話やWeb予約などからご予約をしてみて下さい。

やるやらないは全く関係ありませんし、押し売りのような

事は一切いたしません。どうかご安心下さい。

ふらっとお散歩のついでに来ちゃった、の感覚で構いません。

気軽にご来院下さい。

その他にも神経を取って黒ずんだ歯を白くするインターナルブリーチ(Walking Bleach法)

などがありますが、これは歯の内部に薬剤を注入する方法で

今回ご紹介する歯の外側にするホワイトニングとは

違うものですのでまたの機会にお話ししたいと思います。

さて、ここで実際にホワイトニングをさせていただいた実例を一つお見せしたいと思います。

こちらの方はスピーディに歯を白くしたいという方だったので

オフィスホワイトニングをさせていただきました。

なお写真掲載に関しましては、ご本人様から掲載のご許可をいただいております。

こちらがオフィスホワイトニング前の状態です。

そしてこちらがオフィスホワイトニング後の状態です。

ぱっと明るく白くなったのがわかりますね。

当院のオフィスホワイトニングでは

施術前と施術後に、手鏡にて歯の色合いのレベルを見る

シェードガイドを基準となる歯に当てて

実際の歯の状態を確認いただいておりますが、

だいたい2~3段階明るくなるケースが多いです。

こちらの方では3段階ほど明るくなりました。

ただし色合いの変化の度合いにおきましては

効果に個人差がありますのでその点ご了承ください。

こちらのオフィスホワイトニングですが、現在当院では

特別価格の19800円(税込)で実施しております。

なお、こちらの価格は2019年8月末までの期間限定とさせていただきます。

まずはお気軽にご相談下さい。

お電話、Web予約いつでもお待ちしております。

2019年6月7日

気付けばもう6月。関東も梅雨入りしましたが

皆さんお元気でしょうか。

日々の業務に追われだいぶご無沙汰してしまいました。

最近、テレビや雑誌などでも度々『CAD/CAM冠』が

取り上げられるようになり皆さんのあいだでも

徐々に知れ渡って来ています。

当院でも電話で問い合わせをいただいたり、またどういったものなのか興味を持たれて

訪ねて来られる方もいらっしゃいました。

おかげさまで、昨年の開院以来多くの方にCAD/CAM冠を

お入れしています。

ただ、まだまだご存じでない方も多く、広く周知されていないのが現状だと

思います。

そこでこれまで練馬三丁目とおやま歯科にお問い合わせをいただいたり、

ご質問いただいた点、ご不明だったりした点の中でも

多かったものについてご説明したいと思います。

まずCAD/CAM冠とは、CAD/CAMにより作られた金属を使わない白い被せもの(クラウン)のことです。

専用のCAD/CAM用ブロックを用いて製作していきます。

こちらがCAD/CAM用ブロックです。

セラミックブロックとハイブリットセラミックブロックの2種類の材質があり

ハイブリットセラミックの方が保険診療で認められました。

ハイブリットセラミックはセラミックとレジンが混合されて作られています。

セラミックは保険診療で認められていませんので保険外診療となっております。

保険のCAD/CAM冠はどの歯に対しても被せていいのかというと、そういうわけにはいかず

適応される歯がきちんと保険のルールで決まっていまして、

前から数えて4,5番目のいわゆる小臼歯と言われる歯に被せることが出来ます。

また下顎6番目につきましてはある一定の条件(奥歯の本数、咬合状態その他)を

満たせば被せることが可能になりますので、不明な点はお問い合わせください。

さらに金属アレルギーのある方は、かかりつけの医院様より金属アレルギーの診断書をお持ちいただけると

上顎の奥歯などにもCAD/CAM冠の適応範囲が広がりますので、その際は診断書をもらう前に

必ず事前に一度ご相談下さい。

次に材質についてですが、このハイブリットセラミックは強度の面ではセラミックには敵いませんが、

従来のハイブリットセラミックに比べ、細かいナノレベルのセラミックの粒子が緻密に配合されているため

耐久性が大幅に向上しており、見た目の光沢感や艶も優れたものとなっております。

利点としては何といっても咬み合う歯を痛めない、CAD/CAM冠を被せた歯自身も金属冠の

時にあったようなダメージを受けないなど、見た目だけでなく機能面においても歯にやさしい材料となっています。

ただし、夜間の歯ぎしりや食いしばりが強い方は、咬耗などですり減ったり、欠けたりしてしまう恐れがありますので

注意が必要です。必要によっては歯ぎしりから歯を守るために夜間装着するためのマウスピースをお作りした方が

良いケースがあります。

また硬い歯ブラシで強いブラッシングをすると天然歯と同様

摩耗していきますのでこちらも避けてください。

欠点といたしましては、材質にレジンを使用しているため経年劣化による吸水、また多少の変色の可能性があります。

ちなみにセラミックには変色はおこりません。

またすっぽり被せるクラウンとは別の詰め物の形態で『インレー』と言われる内側性の小さな詰め物がありますが

こちらについては保険適応外になっております。

インレーはかみ合わせの影響で欠けたりしやすいので、選択する材料としては

より強度の強いセラミックがおすすめです。

当院でもCAD/CAMによるセラミックインレー即日治療を数多く行っておりますので

ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

こちらは事前予約制となっております。

最後にお伝えしたいことは、CAD/CAMは非常に精度の高いものが製作出来ます。

当院でのCAD/CAM治療の際は口腔内スキャナーを用いて撮影を行って光学印象を行うので、

従来の粘土のようなあの気持ち悪いアルギン酸印象による型取りは一切行いません。

スキャニング後、歯をデザインし、作られた3DデーターがTrophy CAM PROというミリングマシーンに送られ

そこで実際にCAD/CAM用のブロックを削り出して被せものを製作していきます。

製作されるCAD/CAM冠は30μm以下の精度で非常に高精度に出来上がります。

それらを歯と接着する際に、当院ではすべて保険外診療の際に用いられる高価なレジンセメントで接着しております。

通常、保険診療では採算の面から赤字になってしまうので、レジンセメントは用いられません。

しかし当院では保険外診療と同様に、CAD/CAM治療においては全て最高品質のレジンセメントを使用し

High QualityとHigh Performanceの両方を実現しています。

しかし、保険診療で赤字なのになぜレジンセメントを使うのか。

それは『良い治療のものは長持ちさせたい』からです。

そして練馬三丁目とおやま歯科で最先端のTrophy CAD/CAMデジタル歯科診療を受けていただくすべての皆様に

とにかく良い治療を提供したい。

その一心です。

ですので皆様、どうか安心して練馬三丁目とおやま歯科で最新のCAD/CAMデジタル歯科診療をお受けになってみて下さい。

以上長々と書いてきましたが、また追加などございましたら

随時お答えしていきたいと思います。

ちなみに、CAD/CAM冠と銀歯の違いについては2019年2月8日のブログ「銀歯のリスク」でも

書きましたので参考にしてみて下さい。

また歯やお口などでお悩みのことがございましたらどんな些細なことでも

結構ですのでご相談下さい。

皆様のご来院をスタッフ一同お待ちしております。

2019年3月1日

皆さんは普段の歯磨きの際にデンタルフロスはお使いですか?

毎日の歯磨きでさえ面倒くさいのに、この上さらにフロスなんて!とお思いの方も多いのでは

ないでしょうか。デンタルフロスってなかなか地味に面倒くさい作業ですよね。よくわかります。

何故ならすべての歯と歯の間にいちいち鏡で確認しながら糸を通して行かないといけないわけですから。

しかもデンタルフロスを歯と歯の間に通したら、前後のそれぞれの歯面に沿わせて

上下に3往復ずつ擦り上げないとプラークは取れてきません。

この時に、デンタルフロスを沿わせるだけではプラークは取れてきません。

歯面に擦りつけることによってプラークがデンタルフロスの繊維に

絡めとられ、剥がし取っていくのです。

これを28本(親知らずのない方)歯のある方は26回繰り返すわけですから

なかなかの苦行です。そしてそのあと通常の歯磨きが待っています。

毎日のこととして習慣化してしまえばいいんでしょうけど、

なかなかそうなるまでが大変ですよね。

ただ、フロス(隙間の大きな方は歯間ブラシです)をしないと確実に歯周病や虫歯になっていきます。

というのも私たちが普段行っている歯磨き、実は歯全体の7割しか磨けていないんです。

しかも10分以上かけてじっくり磨いた人で7割なので

それ以下の時間の歯磨きだと磨き残しはさらに増えてしまっています。

じゃあ残りの3割相当の磨き残しはどこかというと、そうまさに歯と歯の隙間なんです。

この隙間のプラーク汚れを放置しておくと粘り気が強くなり定着します。

やがてそこから悪臭を放つようになり、これが口臭の原因になります。

さらに時間が経つと歯の表面からは当然虫歯になり、歯肉の隙間は

増殖した細菌叢により炎症を起こし歯周病になります。

そして歯周病によって歯周組織が破壊されると

歯周病菌が毛細血管へ侵入し、そこから全身へまわり

糖尿病の増悪、血栓や動脈硬化の促進、細菌性心内膜炎と

お口の中にとどまらず、全身の健康を害していきます。

妊娠中の方は早産のリスクが高まりますので妊娠中は歯磨きはもちろんのこと

歯と歯の隙間のケアだけは何としてでもやっていただきたいです。

ちなみに当院でも販売している音波電動歯ブラシ(ソニケア)は隙間にぐいぐいブラシの束を

押し込んで30秒以上置いておいてもプラークが残ります。

手磨きよりは取れますが、これは音波電動歯ブラシの本来の使い方ではないので

やり続けると歯肉を傷つけ歯も痛めます。

それほど歯と歯の隙間のプラークは粘り気が強く取れにくいのです。

そこでおススメなのがfluorflossです。

Made in Italy、Milano生まれらしくスタイリッシュでお洒落なケースに入っています。

fluorflossの何がおススメなのかというと『とにかくごっそり取れる』ということ。

しかも歯肉に対しては非常にソフトに優しく触れるように設計されているため

歯肉を傷つけず、仮に強くグイグイ歯肉に食い込ませても全く痛みがありません。

そしてターゲットのプラークに対しては、まるでイタリア男のごとく(想像)

情熱的に(本当か?)ねっとりと絡みつき、一度掴んだら最後

二度と放しません(イタリア男の方すみません)。

今までたくさんの会社のデンタルフロスを使い倒してきましたが

これは別物、というかもはや別格です。

従来のデンタルフロスは歯と歯の隙間に入れるものなのでとにかく入れやすく細く

することに重点が置かれていて、どうしても汚れの取り残しがありました。

これを取るのに幾度となくこする必要があったため時間がかかってましたし

何より歯肉に当てる時に痛いんです(特に前歯!)。

fluorflossはお口の中の水分に触れることで細かった繊維が急速に膨張します。

その繊維の本数は何と384本!驚愕です。

膨れ上がった繊維群は瞬く間に歯間部を覆いつくし、歯面に密着、そこにあるプラーク汚れを

絡め取り、フロス内部へとどんどん飲み込んでいきます。

通常の2~3日経過したプラーク塊ならばほぼ1回で取れてしまいます。

今までのデンタルフロスの苦労と時間は一体何だったのかと思うほどすっきり取れます。

歯磨きマニアの方も、これからデンタルフロスを始めようと思っている入門生の方も

是非一度手に取って試してみてください。

病みつきになります。

2019年2月13日

CURAPROX(クラプロックス)の歯ブラシ CS5460 LOVEエディション 2018年限定モデル少量ですが入荷いたしました。

毎年数量限定500個で販売され、瞬く間に売り切れてしまう歯ブラシ2本組特別セットです。

なんと2本合わせるとハートになります。大切なあの人にバレンタインのチョコレートと一緒に是非いかがでしょう?

二人でお揃いの歯ブラシを並べたらとても素敵ですね。

CURAPROXの歯ブラシはスイスのメーカーCURADEN(クラデン)で製造られています。

CURADENは1972年、スイスで生まれたオーラルケアメーカーです。

医療保険料の高いスイスにおいて、人々のセルフケア意識はとても高く、CURAPROXもそのようなセルフケアによる

予防歯科の考え方を元に、生まれました。またCURAPROXはBethesdaの国立歯科研究所のワークショップの調査結果を

もとにスイス・ベルン大学歯学部の臨床研究基金の協力により作られています。

現在では世界75カ国で公式に販売され、自宅での自己ケアを大切にしたいと考える方々に、長く選ばれ続けています。

この歯ブラシのベースモデルはCS5460で、POPでカラフル。日本ではなかなかお目にかかれないカラフルな

ボディーとブラシの組み合わせが特徴で見ているだけでも楽しめます。

もう一つの特徴はヘッドの部分に特殊な0、1mmの超細毛CurenⓇ繊維がびっしりと5460本植立されていることです。

これは通常の一般的な歯ブラシが500~800本、プレミアムなタイプでも1000本前後と多い中で

CS5460は5倍以上と驚異的な植立本数となっています。これが優しい磨き心地を実現している秘訣です。

当院ではこのスタンダードなCS5460、CS5460よりヘッドを小さく持ち手を少し短くしたCSスマートの2種類を扱っています。

コンパクトなCSスマートは、CS5460より2000本以上も多い7600本という圧倒的な植立本数を誇ります。

しかも毛先の直径はわずか0.08mm。CS5460よりもさらに柔らかく、赤ちゃんやお口の小さなお子様の

デリケートな歯肉に当ててもほとんど痛みを感じませんので、ゆっくりと優しく歯磨きを行うことが出来ます。

CSスマートは歯磨きを嫌がるお子様にぜひともおススメしたい歯ブラシです。

一般的に歯ブラシは毛の量が多いほうが口腔ケアには有利とされています。毛が当たる表面積が増えることにより

通常の歯磨きよりも効率的な口腔ケアが可能となります。

この歯ブラシの毛に使われているCurenⓇ繊維は、毛の先端がラウンド加工された超極細ポリエステルファイバーで、

大変しなやかで弾力があります。

100g前後のわずかな力で凹凸面に難なく到達し、ぴったりと密着した後、歯肉へのダメージを全く与えずに

歯と歯肉の境目や歯の深い溝、歯と歯の隙間にしっかりと入り込みプラークを徹底的にかき出していきます。

またCurenⓇ繊維は通常販売されている一般的なナイロン製の歯ブラシと違い、ブラシの吸水率が非常に少ないため

ポリエステルファイバー内への水分や細菌などの侵入を防ぎ、細菌の繁殖を抑える効果が高くなっています。

そのため毛先の変形や広がりが起きづらく、一般的な歯ブラシの交換時期が約1か月なのに対し

このCURAPROX歯ブラシのメーカー推奨交換時期は3か月と長く、とても経済的にお使いいただくことが出来ます。

さらに特徴的なのは持ち手のハンドルで、8角形のかっけー断面をしております。むむ。

これはバス法による歯磨きを簡単にできるように歯肉に対して水平になるようにハンドルの四隅の面を

押さえることで簡単に正しい角度である45°を保持できるようになっています。

いろいろ考えつくされたこの歯ブラシ、手先が細く柔らかいため、歯肉へのマッサージ効果がとても高く

やさしく手磨きでじっくりと長時間磨きたい方に向いています。

実際に磨いてみると歯や歯茎に対する当たりが非常にやわらかく、とっても気持ちいいです。

半面、ガシガシと力をかけてとにかく短時間で済ませたい方には正直全くお勧めいたしません。

何故ならそういう磨き方はCURAPROXのデリケートな毛先をつぶし、CurenⓇファイバーのせっかくの持ち味を

台無しにしてしまうからです。

歯磨きをしていると、誰でもつい力が入っていってしまう、これは仕方のないことです。

ですから歯磨き中は常にリラックスするよう心掛け、手の緊張が見られたなら、脱力するよう心掛けてください。

もしそれでも力が入ってしまう場合は、歯ブラシの握り方を変えましょう。

5本指でしっかり握るパームグリップの方は親指、中指、人差し指の3本で持つペングリップへ

変えてみてください。コツは歯ブラシをふんわりと緩く握ることです。

一日の終わり、いっぱい頑張ったあなたと、あなたの歯と歯ぐきのご褒美に、ちょっと贅沢なCURAPROXいかがでしょうか。

2019年2月11日

皆様こんにちは。

土曜日はここ練馬にも朝から晩まで雪が降りとても寒かったですね。

昨年の大雪の時は道路にたくさん降り積もった雪が翌日凍結して、日陰では何日も路面凍結した状態が続いていて

歩くとき滑って大変でしたけど、幸い今回は降った雪が道路に積もることもなく済んだので良かったです。

水道の水も冷たくて歯を磨いた後、口をすすぐ際にしみてつらい思いをしている方も多いと思います。

そんな毎日の日課の歯磨きで使う歯ブラシですが皆様は歯ブラシを選ぶ際に何か気を付けていることはありますか?

奥まで磨きやすいように歯ブラシの頭が小さいものが良いとか、毛の先端が細くてよく当たりそうなもの

だったり、毛量だったり、毛の柔らかさだったり、はたまた長い時間しっかり磨けるように握りやすいものが

いいと歯ブラシの持ちやすさが大事だったり、いやいや歯ブラシなんてどこも一緒、安けりゃ何だっていいよと

こだわるところは人によって様々十人十色だと思います。

そんないろんなこだわりを多く盛り込んだ歯ブラシが実はあるんです。

そう、スウェーデン生まれのあいつ、ことTePeの歯ブラシです。

スウェーデンといえば、自動車のVOLVOなどが有名ですが歯科の分野では予防先進国としても有名で

国全体として歯科医院での定期的なメンテナンスを受ける習慣が定着しており、国民の約9割が検診のために

定期的に歯科医院を受診しているそうです。

そのスウェーデンの薬局で購入されている歯ブラシの77.1%、歯間ブラシの82.3%がTePe製品ということで

現在スウェーデンで人々の口腔状態が良いことと、スウェーデンで広く愛用されているTePeの歯科製品は

切っても切り離せない関係となっております。

実はこのTePeの歯ブラシ、私事で恐縮ですが、かれこれ18年愛用しています。

なぜこんなに長い間使い続けているかというと答えはいたってシンプルでとても『磨きやすい』からです。

まず特徴的なのはヘッドの形が先細く加工してあることで、奥歯を磨く際に狭い隙間にすっと入れやすくなっており

全ての方が苦手とする上顎の一番奥の表側を磨く際にも全く苦になりません。

ただこの場所を磨くときはちょっとしたコツがありまして、『それは口を少しだけ開け(1センチぐらい)磨きたい側に

下顎をずらす』です。これにより狭かった奥歯の側面に隙間が生まれ歯ブラシを容易に入れられるようになります。

これは日頃歯ブラシの方法をお教えしている際にもお伝えしているんですが、これにより

いままで磨けなかった皆さんがとたんに磨けるようになっていますので皆様もお試しになってください。

また女性の小さな手でも持ちやすいようにしっかりと握れるグリップデザインでペングリップで長い時間持っても

全く疲れを感じることがありません。

次に特徴的なのはブラシの毛で、先端に行くにしたがって先細りにテーパー加工してあり、毛に弾力があるので

押し当てても弾力で元に戻ってきます。しかも先端が丸くラウンド加工してあるので、磨いている際に

歯や歯肉を傷つけないようになっています。この毛がびっしりとストレートに配列されいるので、斜め45度で

歯と歯肉の境目に歯ブラシを当てた際に毛が束になり、毛束の先端でプラーク(歯垢)をしっかり捉え、

たわんだ毛の反発力によりプラークを掻きとって綺麗にしていきます。

ちなみに歯ブラシを当てる際に一生懸命磨こうとギューギュー押し当てる方いますがその必要は一切ありません。

毛の柔らかさにもよりますが、当院で推奨しているソフトタイプですと100g前後の力加減で

十分プラークが取れますので力の強い方でも150gを超えないように気を付けてください。

100gの力加減を知りたい場合、1番正確なのはキッチンスケールに歯ブラシを押し当てることです。

キッチンスケールがない方は、感覚になりますが、歯ブラシを当てて気持ちいいなと思えるぐらいが

割と近いと言われていますので試してみてください。

ちなみに歯ブラシはずっと使っていると毛がへたって先端が広がってきます。

そうなると毛先が歯と歯肉の境目に当たらなくなり、磨くことが出来なくなります。

そうなったら歯ブラシの交換時期になります。

イギリスのマンチェスター大学の研究で、世界中で一年間に何本歯ブラシを使うか調査したところ

1位がドイツで何と年間20本も使うそうです。およそ2週間ちょっとで歯ブラシを交換する計算です。

その次がスウェーデンで年間12本、こちらは1か月で歯ブラシを交換している計算でとても理想的だと思います。

お隣韓国は年間8本,そして日本はというと、何と年間3,5本だそうです。むむむ。

ちなみに1か月使用した後の歯ブラシの毛先には1億個以上もの細菌が検出され、汚れたスリッパの底の1万倍レベルの

汚さだったそうです。スリッパの底で歯磨きだなんて。しかもその1万倍以上だなんて。イヤー!!

その汚れたスリッパ、ではなく歯ブラシを使い続けると、使うたびにお口の中に細菌を供給することになり、

結果細菌が増殖していき、お口の中の細菌のバランスがどんどん崩れていきます。

それが続いていくと、悪い細菌の強固な細菌叢が出来上がり、やがてお口の中から全身へ広がっていき、肺炎や動脈硬化、

血栓症や糖尿病、がんなどあらゆる病気のリスクを増やすことに繋がっていきます。

ですから歯ブラシを使った後は、必ずしっかりと水気を取り、よく乾かしてください。

出来れば歯磨き後にデンタルリンスなどの殺菌剤を使用し、その際に歯ブラシを漬け込むか、デンタルリンス使用時に

歯ブラシを口の中に入れ一緒に磨くなどして細菌が繁殖しないようにしてください。

そして何よりも確実なのが『1か月経ったら新しい歯ブラシに交換する』ということです。

当院ではヘッドが小さめのTePeセレクトコンパクトのソフトを販売しております。

また奥歯や磨きづらい歯肉の溝をピンポイントで磨けるTePe コンパクトタフトブラシなどなど

多数デンタルケアグッズを取り揃えておりますので

ご興味がある方はいつでもお気軽にご相談ください。

歯ブラシや歯磨き粉、キシリトールなどデンタルケアグッズだけ買いに来られる方も

多くいらっしゃいます。

皆様をお待ちしております。

2019年2月8日

今週の月曜日にNHKあさイチで歯科の特集があり、当院でも、当日に来院されたほとんどの方が

番組を見ていたらしく(素晴らしい!)その番組の内容に皆様衝撃を受けていらっしゃいました。

中でも銀歯の内面の虫歯の映像はかなりショッキングみたいでした。

番組の内容は『年とともに忍び寄る”歯”のトラブル』と題しまして銀歯に潜むリスクや、歯周病と全身疾患との

関わりについて特に妊娠中や、40代以降の女性ホルモンの変化で歯周病が悪化することや

インプラント周囲炎について、また当院にて既に導入している最新のTrophy CAD/CAMシステムで製作する

ことが出来る『CAD/CAM冠』についてなどでかなりたくさんの内容を網羅しつつ凝縮して伝えていました。

さすがあさイチ!

番組を見て皆様一様に改めて定期的な歯科検診の大切さを痛感されていました。

しかし人は、喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉があるようにその時は強く思ったことも

次第に薄れていき、そしていつの間にか忘れ去っていってしまうものなので、

今回はせっかくの機会なので番組で特集されていた銀歯について補足してみたいと思います。

現在日本において保険診療で虫歯を治療する場合に、小さい虫歯であれば虫歯の部分だけを取り除き

そこにコンポジットレジンという白い詰め物を充填して治します。

しかし大きな虫歯の場合は、虫歯とその周囲の健全歯質を削り、形を整え歯の型取りをして、

出来上がった銀歯をはめ込みセメントでくっつけて治します。

その時に使用される銀歯を『金銀パラジウム合金』と言いまして、本来は歯科用金属として最も望ましい金合金の

代用として1961年国民皆保険制度発足時に採用されることになりました。

当時の日本は貧しく戦後復興期で経済状態も悪かったので採用当初は高価な金合金を使うことが出来ませんでした。

日本経済が発展し財政状況が改善したのちに速やかに金合金に変更する予定になっていたのですが

何故か今日まで57年間変わらず国内の保険診療の金属としてずっと使い続けられています。

この金銀パラジウム合金、正式には『歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金』と言われ、

合金に含まれる金属元素の割合は金12%、パラジウム20%、とJIS規格で定められており、

その他銀50%、銅20%、インジウム、すずなど数%が含まれています。

特徴はとにかく硬くて丈夫。しかし天然歯より硬いために歯ぎしりや食いしばり、また噛み合わせによっては

対合歯を削り取ってしまったりせっかく治した歯そのものにダメージを与えてしまうことがあります。

実は歯は咬合する度に常にたわんでいます。しかし銀歯は硬いため、歯と同じようにたわみません。

そのたわみ方の違いにより力のひずみが生じ、それは歯と銀歯をつないでいるセメントに集中します。

セメントは圧縮されたり引っ張られたりを繰り返し、次第にひび割れて壊れていきます。

また銀歯は、常に唾液に浸水し過酷な環境にさらされています。口の内は温度変化が大きく銀歯は常に

膨張と収縮を繰り返しています。その膨張と収縮の際にもセメントがひび割れを起こし壊れて隙間が生まれます。

それらひび割れや隙間から虫歯菌が侵入し、やがて銀歯の下で虫歯になっていくというわけです。

さらに怖いのは銀歯は唾液中で常に金属元素が溶け出しているということです。歯ぎしり癖がある方は削れる量も多いので

溶け出る量も多くなります。溶け出した金属元素は口腔粘膜や唾液と一緒に消化管でも吸収されています。

体内に侵入した金属は金属アレルギーの原因となります。

なかでも『パラジウム』という元素、実は歯科先進国のドイツ、フィンランドでは歯科治療で使用禁止の勧告が出ています。

スウェーデンでは幼児および妊婦には完全に禁止です。しかし残念ながら日本では、そういった勧告は一切出ていません。

以上の理由から、正直なところ銀歯は治療に全く使いたくありませんが、保険制度上選択肢の一つとなっているため

当院でもご希望される方がいればやむなく銀歯を使って治療をしています。

しかし最近、銀歯に代わって保険適用されるかぶせ物として『CAD/CAM冠』が登場しました。

当院では開業時から最新のTrophy CAD/CAMシステムを導入していますので、『CAD/CAM冠』の治療をいつでも

受けることが出来ます。

保険の『CAD/CAM冠』は金属を使わず、セラミックとレジンのハイブリット素材でできた被せもので、

工場で規格生産された均一で安定した素材のブロックをCAMマシンで削り出して作ります。

色が歯の白色に近いため、銀歯よりも目立ちにくく、金属を使用していないため金属アレルギーの心配も一切ありません。

また素材も銀歯よりも柔らかく対合歯や治療歯にもやさしいものになっています。

さらに当院の最新のTrophy CAD/CAMシステムは使用する際に歯の型取りを一切いたしません。

あのピンク色の型取り材が喉の奥のほうに流れてきて思わず『オエッ』となって苦しい思いを

された方がいらっしゃると思いますが、あの気持ち悪い型取りの代わりにTrophy CAD/CAMシステムでは

Trophy 3DI PROスキャナーというもので歯を高速に連続撮影していくだけ製作することが可能です。

Trophy 3DI PROスキャナーで撮影された画像データはパソコンに送られ、デザインソフト上で立体3D画像を作り出し

その方の歯並びや大きさにあった歯のデザインを行い、最後にTrophy CAM PROと言われるミリングマシンに

デザインされたデジタルデータを送り、そこで規格生産されたCAD/CAM用ブロックを削り出し、歯が作り出されます。

もう時代はデジタルです。歯科もデジタルの時代なのです。

保険で『CAD/CAM冠』を入れられる歯は、すべての小臼歯が適応です。

しかし大臼歯に関しましては場所や金属アレルギーの有無などによって決まりがありますので、詳しくはお尋ねください。

また入れられるのは歯をすっぽりと被せるクラウンというタイプのみで

一部被覆するインレータイプは保険対象外の自費治療となっております。

インレーやクラウンで自費治療の白いオールセラミック素材や高セラミック含有ハイブリット素材をご希望の方は

Trophy CAD/CAMシステムで短期間集中治療が出来ますのでいつでもお問い合わせください。

金属の一切ないお口を目指して、皆様もメタルフリー治療を一度試してみませんか?

2019年2月4日

早いものでもう2月になりました。

おかげさまで練馬三丁目とおやま歯科も開院して7か月が経ちました。

そこで今まで当院を受診された皆様が実際に受診された時の理由などを振り返ってみました。

受診された理由は様々でしたが、最も多かったのが『悪いところがないか検診をして欲しい』でした。

そして次に多かったのが、『すでに痛いところや気になるところがあり困っているので診て欲しい』、

『銀歯が嫌なので外して欲しい』などでした。

また『義歯が合わないので作って欲しい』、『歯ぎしりや食いしばりで困っているのでマウスピースを作って欲しい』

などの相談も多かったです。

そして治療を進めているうちに、『最初の時は言わなかったが実は口が乾くので困っている、最近食べ物の味が

よくわからない、口臭が気になる』という相談をわりとよく受けるようになりました。

これは口腔乾燥症、いわゆるドライマウスというものですが、唾液の分泌が減少又は停止し、

結果口腔内が乾燥することにより唾液のバリアが失われ、細菌が繁殖することにより虫歯や歯周病の進行悪化、

口腔粘膜の炎症、乾燥による舌萎縮や味覚障害など他様々な症状をひきおこします。

原因としては、ストレスや加齢、歯列不正、鼻腔疾患、糖尿病や膠原病の全身疾患、投薬治療や

ガンのX線治療などいろいろなものがあります。

そしてドライマウスの治療になりますが、唾液腺のマッサージを行ったり、酸味のあるものを摂取して

唾液の分泌を促しますが唾液の分泌は一時的なもので長続きしません。

重症の方は唾液分泌を促すお薬を処方してもらうケースが多いですが、薬はできるだけ飲みたくない。

ドライマウスは切実です。ご飯は美味しくないし、乾燥で口の中は口内炎が出来たりヒリヒリしたり。

人と会話をすることもままならない。口を湿らせるために常に水を持ち歩いている。

そこで実際困っている皆様にやっていただきたいことがあります。

それは昆布水を作って口に含む、です。

昆布に含まれるうまみ(グルタミン酸)が舌にある味覚受容器の味蕾に取り込まれると唾液分泌反射が起こります。

酸味を摂取した際の唾液分泌反射は数分ですが、うまみを摂取した場合には唾液分泌が22分以上続くことが

わかっています。

しかもうまみを摂取した際に分泌される唾液は粘性があり、乾燥しづらく、口内に長く留まっていますので

乾燥状態の改善が見込まれます。

この昆布水を少なくとも一日に10回以上、1回に30秒間、お口に含むだけです。

含んだ昆布水はそのまま飲んでも良いですし、捨てても構いません。

コツはできるだけ長い時間口の中に含み続け、昆布水のうまみをじっくり味わうようにしてみて下さい。

そうすることにより舌の味蕾にうまみがたくさん触れ続け、唾液の分泌量が少しづつ増えていきます。

この方法を2週間ほど続けていくことでドライマウスの方の8割弱の方が症状の改善が実感できたという報告があります。

昆布水の作り方はとっても簡単です。

まずダシ用の昆布をよく洗い、40g程度を細切りにし、500mlのペットボトルに水500mlと一緒に入れます。

この時にお湯ではなく必ず水を使うようにして下さい。

水を使うことで昆布水にとろみがつき保湿効果が生まれます。

これを一晩(6時間程度)置いておくだけで昆布水が出来上がります。とっても簡単ですよね。

ただし作った昆布水は必ず1日で使い切って下さい。

夏場は暑いので、必ず冷蔵庫で作って保管して下さい。

ドライマウスでお困りの方、またご友人、ご家族でお困りの方いらっしゃいましたら是非一度お試し下さい。

※昆布にはヨウ素や塩分が含まれていますので、甲状腺疾患のある方や、ナトリウム摂取制限のある方は必ず主治医と相談して下さい。

2019年1月9日

皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年始から寒さの厳しい日が続いております。

皆様はしっかり防寒対策されていますでしょうか。

東京でもインフルエンザの流行注意報が発令されました。

まずは手洗い、うがい、そして体を温めて栄養をとり

しっかりと睡眠をとることが一番の予防ですが

さらに歯磨きをしっかりすることにより

口内やのどの奥のウイルスの感染を抑える効果があることがわかっています。

口内に繁殖する細菌が増殖するとプロテアーゼやノイラミニダーゼのどの酵素を放出します。

プロテアーゼはのどの粘膜などを破壊し、ウイルスが体内に侵入し感染するのをを助け、

ノイラミニダーゼによりウイルスが感染した細胞から離れる働きをし、新たに他の細胞へ侵入し

再感染を繰り返していきます。

抗インフルエンザ薬として知られるタミフルは、このノイラミニダーゼの働きを抑え、インフルエンザウイルスが

取り付いた細胞の表面から遊離するのを防ぎ、取り付いたままのインフルエンザウイルスはその場で死滅してしまいます。

歯磨きにより細菌を減らしていくことにより、ウイルス感染のリスクを大幅に減らすことができます。

また高齢の方では口腔ケアをしっかりすることにより細菌が原因の肺炎を防ぐことが出来ますので、

これからはなるべく時間を作って、歯磨きの回数や磨く時間を増やしていきましょう。

また冬の洗面所は寒いから歯磨きする時間が

どうしても短くなってしまうとお困りの方が多いのですが

その場合は少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かりながら

歯磨きされるのはいかがでしょうか。

これならお風呂から出た後も湯冷めすることなく

すぐに眠れますよね。

 

お口の健康を保つことが全身の健康につながります。

皆様も、この寒い冬を元気に乗り切っていきましょう。

 

2018年12月29日

年末大寒波が来ていて東北から日本海側は大雪で大変な日が続いてますが、練馬も負けじと寒かったですね。

毎日ヒートテックが手放せません。ミートテックは今すぐにでも手放したいのですが。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

練馬三丁目とおやま歯科は本日13時今年度最後の診療を無事終える事が出来ました。

これもひとえにお越しいただきました多くの皆様のおかげだと思っております。

本当にありがとうございました。

来年も今年以上に研鑽を積み、皆様に心地よく、そして来て良かったと思ってもらえるような診療を行えるよう心掛けていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

なお年末年始のお休みは12月30日(日)より1月6日(日)までとなっております。

1月7日(月)より通常診療いたします。

今年もあと2日と残りわずかとなりましたが皆様体調を崩さぬよう良いお年をお迎えください。

来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

1 2 3
 
ページトップへ